男子第26回大会の記事
大牟田が初優勝
1位でテープを切る大牟田のアンカー角田 |
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第26回大会は大牟田が2時間9分11秒のタイムで6回目の挑戦で初の栄冠を勝ち取った。スタート後まもなく雨は上がり、1区(10キロ)では鶴崎工・西村が区間記録を19秒更新する快走。大牟田は先頭から1分20秒遅れの7位で始動したが、2区で早くも2位に浮上。3区で主将の松本信がトップに立つと、4区で挑んできた中京をけ落として、じりじりと独走態勢に。結局、2位に300メートル余りの差をつけて、アンカー角田がテープを切った。
2位は小林、3位は中京。昨年の覇者・世羅は6位に甘んじた。
■ レース評
3区でトップに
3区で先頭を走る鶴崎工・指原(左)をかわし、トップに出る大牟田・松本 |
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他の追随を許さぬ大牟田の快勝だった。トップに立ったのは3区だった。松本信がタスキを受けた時、先頭の鶴崎工との差は150メートル。だが松本信は鶴崎工をぐいぐいと追跡する一方、後続の小林、中京の走者に目をくれる余裕があった。2キロを過ぎたところで鶴崎工・指原を簡単にとらえて弾みをつけ、後続グループに約70メートルの差をつけた。この区間、中京の石川も頑張り、松本信とタイの25分2秒で走ったが、大牟田は4区の佐藤、5区の石崎がぐいぐい独走に持ち込み、ここまでで栄冠をほぼ手中にした。
大牟田の計算通りのレースに比べ、2位・小林は1、2区で大牟田をぴったりマークしながら、中盤に大牟田に大きく差をつけられ、中京との2位争いに甘んじなければならなかった。実力は互角だったが、7人の力を十二分に引き出すことの難しさを小林は味わった。中京は中盤に好選手を配して一時は大牟田に大きく接近した。だが2区で先頭集団に遅れを取ったのと、6区に予定していた牛田が左足を故障した不運があって、追い上げムードに水を差した。
◎ トピックス
来年はもっと力を―朝鮮大付属
オープン参加の朝鮮大付属は21位にあたる2時間16分26秒。文昌植団長は「もう少しいいタイムが出ると思っていたのに……。みんな元気で期待していたんです」と不満そう。その原因を聞くと「練習の方法が間違っていた」とか。というのは「坂が多いと聞いて坂道ばかり走らせた。こちらに来てみるとほとんど緩やかな坂。もう少し急な坂があってくれたら……。でも来年はもう少し力をつけますよ」と話していた。